WebサイトのSEO(Google Search ConsoleとBing)初期設定

WebサイトをGoogleやBingの検索結果に表示するための方法を紹介します。通常しばらく待てば自動的に検索結果に表示されるようになりますが、紹介する手順を実施すればわりとすぐに検索結果に表示されるようになります。

Ishiguro Suguru

SEO設定

GoogleやBingなどの検索エンジンにWebサイトを表示させるためには、各検索エンジンごとに設定が必要になります。 基本的には自動的に検索結果に表示されるようになるのですが、設定を行わないと時間がかかるため設定しておきましょう。 また、設定しておけばどういった検索キーワードでユーザーが検索しているのかなどの詳細情報を確認することもできます。

GoogleとBingはそれぞれ以下の手順を実施してください。

Google Search Consoleの設定

まずはこちらのサイトにアクセスしてGoogle Search Consoleの利用設定を行います。(事前にGoogleアカウントを取得しておく) 以下の画面の「今すぐ開始」ボタンをクリックしてください。

プロパティ タイプの選択画面が表示されます。 2020年1月時点では、”ドメイン”もしくは”URL プレフィックス”どちらかを選択します。 今回は”ドメイン”を選択して、当サイトのURLを入力して続行をクリックします。(お試しで作成したサイトblog.itsys-tech.comを指定)

ドメインの所有権の確認画面が表示されます。 ここで、コピーをクリックしてTXTレコードの値をコピーしておきます。 次にDNS設定でこのレコードを登録します。 本サイトはAWSのDNSサービス”Route 53”を使っているため、”Route 53”で設定を行います。

なぜDNSの登録が必要かを補足しておくと、”ドメインの所有権=Webサイトの所有者”であることを証明するためです。 仮にDNSの登録を行わない場合を想像してみてください。 その場合、このGoogle Search Consoleで設定したいURLを入力してまえば、ユーザーの検索動向などの情報が見れるようになってしまいます。

DNSの登録は、アカウント情報が漏れるなどセキュリティ事故がない限り、Webサイトの所有者でしか実施できないことであるため、所有者の証明として成立します。 また、DNSの登録の他にGoogleなどのサービス提供事業者が配布するファイルを、インターネット上からアクセス可能なサーバーに配置するという手法もあります。 これも上記と同様の理由で、通常は所有者のみ配置することができる場所にファイルを配置することで、所有者であることを証明することになります。

Route 53でTXTレコード登録

それではAWSのWebコンソール画面を開き、先程コピーしたTXTレコードを登録しましょう。 ”Route 53”を開き、サイドリンク メニュー内のホストゾーンをクリックします。 クリック後、登録済みのホストゾーン一覧が表示されるため、TXTレコードを登録するドメインをクリックします。(本サイトの場合はitsys-tech.comをクリック)

登録中のレコード一覧が表示されます。 TXTレコードを登録するため、”レコードの作成”ボタンをクリックします。

ブラウザ画面右側に入力フィールドが表示されます。 タイプに”TXT - テキスト”を選択して、値の入力フィールドに先程コピーしたTXTレコードを貼り付けます。(ここでは念のため、値にダブルクォーテーション””をつけていますが不要かも) また、名前フィールドはルートドメインを使用する場合は不要ですが、Serch Consoleの初期設定でサブドメインを指定している場合はサブドメインを入力してください。 すべて入力後、”作成”ボタンをクリックするとレコードが登録されます。

以上でドメイン(サイト)の所有権を確認するための作業を完了です。 しばらくSerch Consoleに戻り、所有権の確認を行ってみてください。 正常に登録できている場合、以下のように完了メッセージが表示されます。 この画面の”完了”をクリックしてください。

以下のポップアップが表示された場合、”開始”をクリックしてください。

以下のように、Google Search Consoleの管理画面が表示されます。 とりあえず、サイドリンク メニューの”サイトマップ”をクリックして、サイトマップを登録しましょう。

サイトマップはXMLファイル形式で、Webサイトのページ一覧を記述したファイルになります。 Googleなどの検索エンジンにWebサイトをクロールさせるために必要となります。 HUGOでWebサイトを作成している場合は、sitemap.xmlというファイルが生成されているはずです。 本ファイルを以下のように入力して”送信”ボタンをクリックすると登録されます。

正常に登録された場合は、以下のようにステータスが”成功しました”になります。

Bing Webmaster Consoleの設定

次にこちらのサイトにアクセスしてBing Webmaster Consoleの利用設定を行います。 以下の画面の「サインイン」ボタンをクリックしてください。

サインイン画面が表示されます。 アカウントはどれでも問題ありません。 お手持ちのアカウントをご選択ください。

サインイン後、Bing Webmasterの管理画面が表示されます。 今回は既にGoogle Search Consoleでの設定を実施済みのため、“インポート"をクリックします。(Google Search Consoleを設定していない場合は、上記のDNSレコード登録が必要)

インポート処理のメッセージが表示されます。 “Search Consoleの 使用を継続"ボタンをクリックします。

BingからGoogleへのアクセス許可を行う画面が表示されます。 ”許可”ボタンをクリックします。

インポートが正常に完了した場合、以下の画面が表示されます。

以上で、Bingの検索設定も完了します。 完了後、管理画面にWebサイトが追加されます。

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